
ドメインって何?
URLとどう違うの?
ホームページ公開に必要なものが3つあります。ドメインとサーバーとデータです。今回はドメインについて、初心者目線で少しでも理解の助けになるような言葉で解説したいと思います。正しさよりも多少誤りがあっても、イメージを掴むことを優先に言葉選びをさせて頂きますね。
今回の記事は以下の内容で構成されています。
- ドメインについて
- ドメインの種類
*目次はリンクが貼ってありますので、気になるところに飛ぶことができます
ドメインとURLの違い

ドメインはインターネット上の住所を表す
ドメインはインターネット上の住所とよく言われます。住所は場所を特定する言い方ですが、場所を特定する別の言い方に座標があります。この座標と住所の関係がドメインです。
例えば国会議事堂を例にしますね。
住所:東京都千代田区永田町1-7-1
座標:北緯35度40分33.2秒、東経139度44分41.9秒
座標と住所どちらが分かりやすいですか?私は住所の方が分かりやすいです。
これがそのままドメインにも当てはまります。

インターネットはコンピューターの世界ですから、数字で管理されています。ドメインも数字で管理されています。アルファベットなどの英数字にすることによって、人間が管理しやすくなっています。
ドメインはインターネットを利用するには必ず必要になります。みなさんも普段なにげなく目にしていますよ。
アマゾン: amazon.co.jp
Twitter: twitter.com
ヤフー: yahoo.co.jp
楽天: rakuten.co.jp
URLはファイルの保管場所を表す
次にURL(ユーアルエル)をお話ししますね。URLは「Uniform Resource Locator」の頭文字を取った略語です。音声や画像、動画、文章などの保管場所と通信方法を表しています。

例えば、インコの画像のURLは、
https://yamatokobachi.com/wp-content/uploads/2021/02/inko02.gif
インコの画像の保管場所に例えると、こうなります。
「yamatokobachi.com」の住所のwp-contentという建物のuploads棟の2021階の02号にあるinko02.gifという画像をhttps方式で安全に持ってきてね!
ドメインはURLとエールアドレスの一部になる
ドメインはURLの一部だと気づかれましたか?他にもメールアドレスの一部にもなります。
このホームページのドメインはyamatokobachi.comになります。
このホームページのURLはhttps://yamatokobachi.comです。
このホームページのメールアドレスはsample@yamatokobachi.comです。
なので、ドメイン選びはテキトーに選んでは駄目なのですよ。
URLは検索結果に表示されるなど目立つ存在
URLはファイルの住所を表しています。アドレスバーに表示されたり、検索結果に表示されるなど目立つ存在です。
画像はヤフーで「Go to トラベル」を検索した場合の結果です。赤線のようにURLが表示されます。上から2つめの「>HOME>ホテルニュース」となったいるところはパンくずリストといいます。最近ではコチラが主流ですが、まだまだURLが表示されます。

メールを送るときに相手の方は入力するので、ドメイン選びは慎重に行ってください。ドメイン選びは「独自ドメインって必要?ドメインの取得から費用まで初心者さんの目線で解説します」を参考くださいね。
ドメインとドメイン名は同じ
ドメイン取得に向けてホームページを見ていると「ドメイン名」と書かれていることがあると思います。「ドメイン名」はドメインと同じ意味です。ABC神社の神社名が、「ABC」ではなくて「ABC神社」と「神社」までいうのと同じ感じです。

分かりにくければ、「.com」「.ne.jp」などの部分をドメインの種類、「.com」「.ne.jp」などの前をドメイン名と思ってもいいと思います。
ドメインの種類

ここからはドメインの種類やドメインにまつわることについてお話ししますね。分かりにくいかもしれませんので、何度も読んでいただけららなぁと思います。(私ももっと分かりやすい様に時々文章の見直しをしています)
ドメインには階層がある
ドメインには階層があり、後ろからトップレベル、セカンドレベル、サードレベルと呼びます。「.」で区切られます。
yamatokobachi.com
セカンドレベル.トップレベル
このホームページの場合はトップレベルドメインが「.com」、セカンドレベルドメインが「yamatokobachi」です。
このトップレベル、セカンド、サードレベルによって、ドメインの種類が分かれており、サブドメインや独自ドメインを区別します。
独自ドメインと共有ドメイン
独自ドメインとは世界に1つだけのドメインのことを指します。「yamatokobachi.com」がこれに当たります。レンタルサーバーから与えられるドメインは共通ドメインと呼ばれ、複数人で同じドメインを持ち、サブドメインで個人のドメインとします。ちょっと分かりにくですよね。
サーバーをマンションだと思ってください。マンションのある一室を借りることができました。マンションにはすでに住所があるので、あとは何階の何号室と住所に書けば、郵便物が届くようになります。
例えば、さくらインターネットでレンタルサーバーを借りたとします。さくらインターネットのドメインは「sakura.ne.jp」です。
ここに、何回の何号室が加えられますと、「yamatokobachi.sakura.ne.jp」となります。これを共通ドメインと区別して読んでいます。
独自ドメインと共通ドメインは、1つのドメインをみんなで持つか、一人で持つかを区別しています。
サブドメインとは
サブドメインとは、1つのドメインをみんなで持つ場合にしようします。先ほどの例で言うと「yamatokobachi.sakura.ne.jp」は「sakura.ne.jp」のサブドメインになります。
これを利用して、独自ドメインでもサブドメインを持つことができます。詳しくは「もう一つホームページを持ちたいときのサブドメインとサブディレクトリの使い方」をどうぞ。
ドメインの種類
次に、ドメインの種類をみていきましょう。ほとんどがトップレベルドメインで種類が分かれています。トップレベルドメインは株式会社や有限会社、医療法人などの会社や組織の形態を表しています。「yamatokobachi」の部分も重要ですが、神社サイトにおいては「.com」以下が重要になります。
いくつかドメイン種類をまとめます。
.com | 企業や商用を表す |
.net | ネットワークを表す |
.info | 情報提供を表す |
.co.jp | 日本国内で登記をした会社や企業を表す |
.ne.jp | 日本のネットワークを提供する.netに近いけど企業色が強い |
.or.jp | 民間の非営利法人が対象。宗教法人もこれにあたる |
.jp | 日本を表す |
.tv | ツバルを表す。テレビではありませんよ。 |
.site | Webサイト一般を表す |
沢山のドメインの種類があります。どんなホームページを作りたいか、どんな職種組織かによってドメインを選ぶのがルールです。安いからといって、神社と全く関係ないようなドメインを選ばないようにしましょう。
ドメインの選び方については「独自ドメインって必要?ドメインの取得から費用まで初心者さんの目線で解説します」を読んで欲しいと思います。

ドメインってインターネット世界の私だけの住所なんだね。
ドメインはURLやメールアドレスに影響するから、ちゃんと選ばなきゃ。